東京という街についてなんとなく考えてみる。

東京には何もかもがある。でも本当にそうだろうか。
東京にだってないものはあるはずだ。
私が東京についてこう思うのは、東京にきてからからっぽな気持ちになることが多くなったからだ。
私がからっぽな気持ちになるタイミングは、いつも同じではない。
ある時は一人暮らしの家で、またあるときは恋人といる時で、極め付けには仕事が上手くいっている時など非常に様々なのだ。
予想もしないタイミングでからっぽは現れる。
私のからっぽが満たされるのはあってもほんの一瞬だ。
からっぽじゃなくなる何かが東京にあるとしたら、誰に聞けばよいのだろうか。
お金を払わなくてはならないのか、はたまた体を張らなければならないのか、あてもないなにかをなんとなく考える。
それでも私は東京で生きていく。少なくても今は、まだいたいのだ。
東京のせいにしたくない。だって来る前からわかりきっていたことだから。
わかっているのに、わからないふりをするのはかっこ悪い。いぶきの実 体験談